「学問」の出典~自分に問いかけながら学ぶ【「学問」という言葉の出典~自分に問いかけながら学ぶ】 「君子は学もってこれを聚(あつ)め、 問(もん)もってこれをわかち、 寛かんもってこれに居り、仁もってこれを行なう。 易に曰く、見龍田に在り、 大人を見るに利ろしとは、君徳なるなり。」 竹村 意訳: 師に学び、学ぶべき基本の型の数々を集めたなら、 疑問点をまず自分に問いかけて、理解を深めることだ。 その時に自分の考えで何が是か非かなどと決め付けず、 正解は一つではないと探究しながら、 あらゆることを受け容れる寛容な姿勢が大切である。 そして学んだことを、人や物事に対して、 思いやりをもって実践する。 初心の見龍が、大人を仰ぎ見て基本を体得するならば、 君子の徳を身につけるだろう。 「学もってこれを聚(あつ)め、問もってこれをわかち」 という一文は、「学問」という言葉の出典になっています。 基礎を作るために必要なものを集めるということです。 それは、何か一つだけではなく、 いろんな形、型を何度も、何度も見て覚えることです。 「問もってこれをわかち」とは、 師に問いかけるより前に、 まず自分に問いかけなさいということです。 自問自答のやりとりをしながら、 ああでもない、こうでもないと考えることで、 学んだことを咀嚼(そしゃく)していくのです。 自分のものにするために興味をもって、 イマジネーションを膨らますことが大切です。 もし、自分から知りたいと思わなかったら、 問いは出てきません。 また、片っ端から師に質問して答えをもらおうというのは、 学問ではないといっています。 自分の中で十分に考え練って、その後でする質問というのは、 凝縮されていて本質を突く鋭い質問なのです。 また、よく「要点だけを教えてください」という人がいます。 要点を聞いて、短絡的に「わかった」というのでは、 本当にわかったことにはなりません。 たとえ表現が同じでも、自分の経験を通して学んだこと、 肚に落とし込んで自分で出した答えは 重みがあり、力を発揮するのです。 まず学び集めて、自問する。 これを何度も、何度も、繰り返すことによって、 学ぶべきことのピントが合ってくるのです。 『リーダーの易経 第四章』より 『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』 (角川SSC新書)¥864 よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^) ☆引用される場合は必ず引用先を明記されるよう、お願いします☆ 中日新聞夕刊7/24のランキング 三省堂書店 名古屋高島屋店 & 星野書店近鉄パッセ店 共に1位! 感謝です! 三省堂品川駅南店 7月18日の朝日新聞・全国版に掲載されました。 紀伊國屋書店新宿本店・新書部門1位(7/14) 星野書店近鉄パッセ店・新書部門1位(7/6~12) 三省堂書店 名古屋高島屋店・総合1位(7/10~16) 感謝です! 『リーダーの易経』が角川SSC新書のベストセラーランキングで1位、一番ほしい物リストで1位! なんと、一番ギフトとして贈られている商品で1位は『超訳・易経』でした! (2014.7.16現在) 丸善丸の内本店で、新書ランキング5位!(7/14~23) 三省堂書店名古屋高島屋店で平積み! 全国の三省堂、紀伊國屋、丸善ほか、大型書店にあります。 ジャンル別一覧
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